「SINKIROW」(=蜃気楼)
あるとき、ふと見かけた「蜃気楼」という言葉がなぜかとても気になりました。
宝石も蜃気楼も、自然界の様々な条件が重なった奇跡によるもの。
この「蜃気楼」という言葉に、私は不思議な神秘性を感じました。
また光の屈折によって、何もないところに景色が浮かぶ様子は、頭の中でデザインが浮かんでくるときの感覚に通じるところがあると気づきました。
変な名前。と思われる方もいるかもしれません。
幻想的なイメージを抱いてくれる方、またあまり良いイメージを持たれない方。そして暴走族を連想する方も...!
言葉の持つイメージについて、これほど考えたことはこれまでありませんでした。
日本人が日本で作っているものなので、日本語から名付けたいと考えていたのと、覚えていけるようなインパクトも欲しかったので、言葉のイメージの幅があることから決定するのに最後まで迷いましたが、進み始めた今はとてもしっくりきています。
デザインと作品と一緒に、ネーミングも育てていけたらと思います。